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義足モデル・海音 二十歳、振袖の想い

2022.06.24

Special Feature:
世界を目指す義足モデル・海音
二十歳の今、伝えたい想い

“義足は私にしかない個性。かなえたい夢があるから、
どんな困難も乗り越えられる。”

モデルが一生の仕事だと気づいた幼少期、難病から右足を切断し、
一度はモデルの夢をあきらめかけた10代前半。
数々の出会いと家族の大きな愛情を受けて義足モデルとして再デビューした2020年――。
何があっても前向きに挑戦を続け、周囲に勇気や希望を与えてきた一人のモデルがいます。
JKS振袖パンフレット特別出演、世界を目指す義足モデル・海音。20歳の今、伝えたい想いを語ります。

interview
いろんな私になれる、この瞬間が大好き

小さい頃から夢はモデルだった。当時からすごく人見知りだったけど、キッズモデルとしてカメラの前に立った時、泣かずに笑顔でいられたの。その時、撮られることはもちろん、着せ替え人形みたいにいろんなお洋服を着たり、ヘアメイクしてもらったりするのが大好きって気づいて。だからずっと続けていきたいって思った。

「義足はカッコイイ」と思えたら自分の強みになった

でも、病気で義足になってから、当たり前に持っていた夢が当たり前でなくなってしまって。義足を公表するまでの6年間、最初の頃は隠すのも苦労したな…。歩き方やしぐさ、服装にも気を遣ったし。友達と遊んでいても足ばかり気にして心が疲れちゃったり。そうやって一度は夢をあきらめかけたけど、自分の中に“モデルをやりたい” って思いが消えていなかったことに気づいたの。

義足を隠すのは大変だったけど、
それが自然なポージングに生きている

義足モデルとしてデビューしたとき、最初はどんな目で見られるか不安だった。でも、拍子抜けするくらい何も変わらなくて。友達が言った「海音は海音だから」は、忘れられない言葉。デビュー前、義足は歩くための道具でしかなかったけど、今は自分にしかない個性として自信を持てるようになった。

振袖モデル初挑戦、足袋で草履を履けるように母と準備を重ねた

こうして前向きになれたのも両親や祖父母の支えがあったから。入院中もずっとそばにいて笑わせてくれたり、外出許可をもらって旅行に連れて行ってくれたり…。落ち込む暇もないくらい楽しませてくれた。成人を迎えたときも、とても喜んでくれたから、二十歳の記念に振袖で家族みんなで写真を撮れたらいいな。

私が笑顔でいられるのは家族のおかげ

今回の振袖モデルも一つの挑戦。これからファッションショーや雑誌でたくさん経験を積んで、もっと活躍の場を広げていきたい。世界で活躍するモデルになって、見てくれる人に勇気や希望を与えられる存在になるのが私の夢。みんなも夢がある人、やりたいことを探している人、いろいろだと思う。時にはくじけそうになることもあるし、1回諦めたっていい。本当にかなえたい夢なら、自分の思いは消えないから。諦めずに一緒に追いかけよう!

Profile

海音(AMANE)

2001年大阪府大阪市生まれ。5歳からキッズモデルとして活躍するが、12歳の時に血管が炎症を起こす難病を発症し、その影響で右足を切断。一時はモデルの夢を諦めるも、義肢装具士やカメラマンとの出会いを経て、2020年に義足を公表し再デビュー。2021年には東京五輪の閉会式とパラリンピックの開会式への出演を果たす。今後、国内外で活躍が注目される20歳。

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