振袖購入のお客様の想い~祖母・母から娘へ贈りたい伝統的な高級振袖~
2023.11.09
みなさんこんにちは!あまのやweb編集部の姫香です♪
11月に入り今年も残りわずかとなりました。だんだんと寒くなってきました(‘_’)こんな風に寒くなってくると、成人式が近づいてきたなという気がしますね!
さて、今回はあまのやのプレミアム高級振袖をご購入していただいた方の想いと振袖の技法をご紹介したいと思います。振袖を購入してお嬢様の手元に置いておきたい、お嬢様に振袖を贈りたいと考えているお母様・お祖母様はぜひご参考になさってください!
今回はこのような目次でご紹介します!
- 購入?レンタル? お客様が購入に決められた想い
- お客様が出会った運命の振袖の「柄」のご紹介
- お客様が出会った運命の振袖の「伝統技法・伝統技術」のご紹介
- お客様が出会った運命の振袖の「草履・バッグ」のご紹介
- さいごに
購入?レンタル?お客様が購入に決められた想い
先日、あまのやにお越しくださったお客様が振袖をご購入くださいました。レンタルにするか、購入にするか、、、これは皆さん、悩まれますよね!
今回のお客様はなぜ購入を選択されたのか、皆さん、気になりますよね。私たちも気になったので、少し伺ってみました。すると、こんなお返事をいただきました。
「見せていただいた振袖がとても素敵だったので…レンタルだけでは勿体ないので、娘の為にも手元にあったほうが成人式以外にも着る機会があった時にもいいかなと思って」
なるほど~!とっても素敵なので、レンタルだけではもったいないと感じられるお気持ち、わかる気がします。そして、お嬢様のこれからの人生で出会う大切なハレの日には、この振袖を着ることで、お守りになるような、パワーをくれるような、そんな振袖になってくれそうな本当に素敵な振袖ですよね。
成人された大切なお嬢様は、もう見守るくらいしかできないと感じられ、せめてそうした大切な日のお守りに、、、と贈られるご家族様は多くいらっしゃいます。こちらの振袖も、そんな大切なお守りになってくれることと、私たちも思っています❤
お客様が出会った運命の振袖の「柄」のご紹介
振袖には実は家族の想いがいろいろと詰まった柄が施されています。
もちろん、お嬢様の大切なお守りになるであろうこちらのお客様の振袖にも、とっても縁起のいい柄が施されています。その一部をご紹介しますね!
菊*邪気を払う長寿の象徴
たとえば、振袖によく描かれる模様のひとつでもある菊の花。
菊は邪気を払う長命の象徴として用いられてきました。また皇室の御紋にも使われている高貴な花でもあります。秋から冬にかけて咲く花ですが、着物の柄としてデザイン化された文様は季節を問わず一年中着ることができるんです!
菊の文様はぷっくりと丸い形が可愛らしい「万寿菊」と華やかで大胆な柄の「乱菊」などがあります。こちらの振袖に描かれているのはぷっくりと丸い形が可愛らしい「万寿菊」です。
菊の花を簡略化したもので、洗練された美しさが特徴となっています。可愛らしい姿が饅頭のも似ているということで「饅頭菊」とも呼ばれて愛されているんですよ❤
桜*豊かさや繁栄を祈って
菊だけでなく、桜の花の模様も使われています。
桜には一斉に花が咲く様子から豊かさや繁栄という意味があると言われています。物事のはじまりを感じる春に咲くので「門出」を祝う縁起の良い文様で成人式のようなハレの日にピッタリなんですね!
そして、こちらの振袖のポイントは振袖の裏の八掛と呼ばれる部分にも桜の模様が描かれているところです!
着物好きな通の方が「おしゃれね~!!!」と目がハートになってしまうような、こだわりのおしゃれポイントで、裏だから見えないと思っている足元のところから、歩いている時にちらっと見えるんです❤
これがとってもかわいくて、おしゃれ!私たちのあまのやスタッフも、みんなときめいてしまうようなオシャレさです。きっと、作られた職人の皆さんも、そんな通好みのおしゃれを楽しんでいただきたいと思ったんでしょうね!
お客様が出会った運命の振袖の「伝統技法・伝統技術」のご紹介
作られた職人さんたちのこだわりは、まだまだたくさんあるんです!
お客様が出会った運命の振袖は、白地に赤と紺色の「桶絞り」と「金駒刺繍」が特徴の振袖です。どちらも伝統的な着物の製作技法で、職人の皆さんの本当に繊細で高い技術がちりばめられた振袖なんです!!!
では、それぞれの技法について、ご紹介します。
桶絞り
「桶絞り」はヒノキで作られた桶を使い、大きな柄などを染め分けする際に用いる絞り技法で染める部分を桶の外側へ、染めない部分を桶の内側に入れてしっかりと蓋をし、桶ごと染色します。
▶詳しくはこちらのブログ「友禅の振袖ができるまで【桶染め】についてご紹介します!」でも技法についてご紹介をしていますので、よかったらご覧になってくださいね!私たちの想像を超えるような、たくさんの職人さんたちの想いと技術が詰まっているんです。
金駒刺繍
そして、刺繍の高い技術も使われています。
「金駒刺繡(きんこまししゅう)」とは刺繍針に通せない太い金糸・銀糸を駒(こま、糸巻)に巻き付け下絵に沿って転がして紋様を作り出す技法です。
紋様となる糸を綴じ糸で留める際デザインによって平面になるように留めたり糸の束を撚って留めたりすることで紋様の複雑で繊細なニュアンスを表現できるんですね!
こちらの振袖は新潟県十日町にある「青柳」という老舗有名メーカーで創作されたものです。
青柳の特徴は、きもの創作の伝統技術を守り生かすために、他の生産地にはない誇れる特徴として絞り・友禅・織・縫い・箔までに至る全ての工程を一貫してして自社工房で行っています。その高い技術を活かしたもの作りで、全国屈指の染色工房として、受け継ぐ技に新しい感性を加え、個性的なオリジナリティ溢れる作品を創作しており、とても人気となっています。
お客様が出会った運命の「帯」のご紹介
続いて、お客様が出会った運命の「帯」についてもご紹介します!あまのやでは、振袖はもちろんですが、それに合わせる「帯」も人それぞれ。ご自身のお顔や雰囲気に応じて、ピッタリ似合う運命の「帯」を探していきます。
こちらの振袖に合わせてお選びいただいた帯は、京都の西陣織で有名な「川島織物」で創作された「七宝」と「華紋」の柄の帯です。
そして、こちらの帯にも、お嬢様の幸せを願う文様がたくさん織り込まれているんですね!少し柄についてもご紹介します。
七宝*円満や繁栄を祈って
七宝は同じ大きさの円が幾重にも連続して広がっていく柄は、円満や繁栄を意味があります。
これからのお嬢様の人生が円満で、心身ともに豊かであるように・・・と願われているのですね❤ 多くの皆さんに愛される柄で、帯の柄にもよく使われます。
華紋*吉祥文様として古くから愛される柄
華紋は、正倉院宝物に見られるような中近東やインド、中国などシルクロード由来のエスニックなデザインが特徴です。なんとなく、オリエンタルな印象を受けますよね!
このような植物をモチーフにした点対称の図案を「華紋」と言います。
華唐草や華紋は格の高い吉祥文様として着物や帯に多く使われています。こちらの帯は宝相華文になります。宝相華文は唐花文の一種で、牡丹や芙蓉といった大輪花の美しい部分を組み合わせて作った空想の花の文様になります。
宝相華には華麗な花文様という意味があり、その名の通り華やかな印象をもたらします。そこからお祝いの場やパーティーのどにピッタリです!
お客様が出会った運命の「草履・バッグ」のご紹介
草履バックももちろん、ご自身のお好みに応じて色々とご選択いただけます!
今回選ばれたのは、振袖に合わせて日本刺繍が施されている上品で華やかな草履バック。
日本刺繍とは、日本で古くから行われてきた刺繍のこと。日本刺繍で使われる糸は、釜糸(かまいと)と言われる撚りのかかっていない絹糸をそのままか自分で撚りをかけて使います。上品で洗礼された日本刺繍は振袖に加えて華やかになり成人式にもピッタリです!
最後に
私もお嬢様やご家族様の想いが詰まったお振袖選びをお手伝いできたこと嬉しく思っています。
あまのやではたくさんの振袖の中からお嬢様やご家族様のお気に入りの一枚が見つかりますようお手伝いさせていただきますので是非皆様のご来店お待ちしております(^^)/
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栃木県小山市にあるあまのや呉服店は、小山市、栃木市、下野市、野木町、壬生町、結城市、古河市、八千代町など、栃木県や茨城県からたくさんのお客様にお越しいただいております。
そして、2022年4月に成年年齢が18歳に引き下げられたことを機に、成人式の名称が各自治体で変更になりました。一部地域ではありますが、2023年度からの各自治体の名称はこちらです。
・小山市 『二十歳を祝う会』 ・壬生町 『壬生町二十歳の集い』
・栃木市 『二十歳の集い』 ・結城市 『はたちのつどい』
・下野市 『下野市二十歳の集い』 ・古河市 『二十歳のつどい』
・野木町 『はたちを祝う会』 ・八千代町 『はたちのつどい』
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あまのや*振袖Web編集部
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